ブックタイトル夢ぷらざ vol50
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夢ぷらざ vol50
「あのころはまた島に戻ってくるなんて思いもしなかったです。しかも、家族と一緒にだなんて」。そう話すのは、下蒲刈島で小さなカフェを営む濱下杏奈さん。生まれも育ちもこの島。大学進学を機に広島市内へ。当時は大人になったら島を出ることが自然の流れだったと振り返ります。大学を卒業した後は京都のブライダル関連の仕事に従事。のどかな島とは対照的な都会へ。その後、広島市内へ生活拠点を移すも、この時点ではまだ島に戻るなんて考えてなかったそうです。そんな杏奈さんに転機が訪れたのが、結婚というタイミングです。料理人である夫の一言「田舎暮らしをして畑をやってみたいんよね」。「それなら帰ろうか、島へ」。そう決断してからは持ち前のフットワークの軽さで夫婦でUターンとなりました。約8年ぶりの島での生活。実際に暮らしてみると、とびしま海道を訪れる観光客が増えていることに気付きました。島に遊びに来てくれた人たちに、サッと買えるお土産を作りたい。その思いは杏奈さんを突き動かし、島の特産品「姫ひじき」を使用した加工品の開発に着手。料理のプロである夫と共同で開発したのが「ひじき胡麻醤油ドレッシング」です。そして、島に誰もが足を運べる場所を作りたい!と、空き家になっていた曽祖母の家を、リノベーションしてカフェを開くことを決意。島の人にとっても、観光で訪れる人にとっても、オアシス的な存在になる場所ができました。今後は「滞在時間を長くして、この島の魅力をもっと知ってもらいたいです」と、ゲストハウスのオープンも夢に描きます。一度離れた島へ家族とともにUターン島の人、観光客にオアシスのようなカフェをこの建物もこの景色も私の宝物!この建物もこの景色も私の宝物!広島移住計画私を育ててくれたこの島に恩返しを。私を育ててくれたこの島に恩返しを。6